ひずみ集中帯で、近世以前の古地震の地質学的、歴史学的、地震学的記録などの収集、さらには地質サンプルから発生年代を直接測定などして、過去の活動履歴を明らかにする。また、収集した記録から、ひずみ集中帯の震度データベースを構築する。
1751年越後高田地震及び1802年佐渡小木地震について、デジタル・XML化した史料の校訂、データベース化を行うとともに、新たな史料を収集する。また、現地での地質学的痕跡の調査を開始し、試料の分析も行う。これらに基づき、信頼性の高い震度分布を推定し、震源断層の特定に役立てる。さらに、1833年庄内沖地震など山形県で発生した地震を中心に、史料の収集やデジタル・XML化を行う。